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一章

宇宙神は、陰陽二者の相愛の働き

神の愛が宇宙創造の極元です。
宇宙絶対神は、愛の心の自然の発露として、全大宇宙となって現れているのです。
宇宙絶対神すなわち全大宇宙であり、全大宇宙すなわち宇宙絶対神なのです。宇宙絶対神は陰陽と分かれ、陰陽二者の相愛の働きによって、無限無数無量の創造をなしてゆくのです。陰陽二者はお互いに、自己のすべてを与え尽くし、相手のすべてを自己の内に包容し尽くす、両者のすべてを円融無碍自在に交流し、融け合わせて、無限無数無量のすがたに再現するのです。宇宙絶対神すなわち全大宇宙すなわち無限無数無量のすがたなのです。

宇宙絶対神は、相対のすべてを包容し尽くし、なおかつ相対を超越して絶対なのです。絶対の中にはすべてのすべてがあるのです。すべての現れを包容し尽くし、それらを超越して絶対なのです。陰陽は絶対から生まれ出たものです。陰の極致と陽の極致は絶対においてひとつのものです。陰陽は不離一体です。

絶対から、今ここに、光(陽)闇(陰)が現れると、光と闇はお互いに与え合い、包容し合い、交流し合うことによって、光と闇の織りなす無限の表現を生みだすことになるのです。光の側から見れば、無限に小さい光から無限に大きい光まで、無限の段階の光の表現が生み出されたことになるのです。また、闇の側から見れば、無限に小さい闇から無限に大きい闇まで、無限の段階の闇が表現されたことになるのです。しかし、光が主で、闇は従です。光は積極的で、闇は消極的です。光が主役で、闇は脇役(引き立て役)です。従って闇の表現は陰に隠れてしまい、在るのはただ光一元の光の表現のみとなるわけです。

草花の種を蒔けば、自然に芽を出し、成長し、花開き、実を結び、その種はまた新たに蒔かれるのです。光も種蒔かれると、自然に成長して、花開き、その光の種もまた新たに蒔かれるのです。一瞬一瞬、無限の種類の新しい光の種が蒔き続けられ、既に蒔かれた光の種は、それぞれの成長過程を経て、美しい花を開き、実を結ぶのです。

ここに全大宇宙は妙なる光の花園となるのです。他の相対的に現れるすべての要素(善と悪、生と死、美と醜、真と偽、平和と戦争、精神と物質、構成と破壊、動と静、愛と憎、正と邪、自由と束縛、信と疑、幸福と不幸・・・)も、この光の表現と同じように、すべてが一元(善一元、生一元、美一元、真一元、平和一元、精神一元、構成一元、動一元、愛一元、正一元、自由一元、信一元、幸福一元・・・)の表現となるのです。

宇宙絶対神の愛の自己表現が、全大宇宙のすべてのすべてなのです。無限に大きく・無限に深い神様の愛の御姿に、私達一人一人は取り巻かれ、抱かれているのです。ありがとうございます。・・・



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