『ありがとうございます』で豊かに、楽しく、イキイキ生きよう

六章

借金取りは大恩人

借金取りというのは、大恩人なのです。過去において自分が困っている時に、手を差し延べて助けてくれたのです。早く借金を返せるようになれよと、励ましに来てくれているのです。借金取りをマイナスに観て、逃げ回るのは、恩を仇で返す生き方なのです。大きな意味では、自己の運命に現れた一切のマイナスは、借金取りからの請求書です。本心の力を発揮して、一日も早くその借金を返す必要があるのです。

過去に借金(一切の借り)をしなければならなかったのは、本心の自分を生きなかったからです。本心の自分を生きていたら、深い感謝の心を起こして、神様から無限のプラスを受けることができたのです。そしてその受けたものを他に与え尽くして、貯金(貸し)を増やすことができたのです。本心の力さえ発揮してゆけば、他から受ける量よりも、他に与える量の方が多くなって、貯金を増やせるのです。常に本心の無限力を発揮して、先ずは過去の借りを返し、次に増やすようにしてゆく必要があるのです。

借金をするのは、生き方が甘いからです。他に甘えていては、本心の力は発揮することはできないのです。どんな借金もしないで、本心の力を振り絞って生きるのが、正しい生き方・神様の御心に適った生き方です。他からの助けは、一時だけの助けです。いつまでも助けてはくれないのです。だから他からの援助に甘えていてはいけないのです。一日も早く、他を助けることの出来る自分になることが大事なのです。小さな虫ですら、卵から孵ったら、直ぐに独り立ちするのです。

人は万物の霊長です。他を幸せにする為だけに生きるのが、人としての正しい生き方なのです。小さな頃から、他を幸せにする訓練をして、大人になれば、他に幸せを大きく与えられる自分に、なっていなければならないのです。働く(傍を楽にする・他を幸せにする)ことによって、本心の自分は輝きを増すのです。働くことを忘れ、怠ったら、業想念の奴隷に陥ってしまうのです。

本心の心の自覚を深め、本心の自分をしっかりと生きたいと願う者は、どんな借金もしないようにすることです。また既にしてしまった借金は、一日も早く返してしまうことです。どんな借金も業想念の暗雲となって、本心の自分を覆ってくるものです。どんな場合でも、受ける量よりも与える量が少なければ、その差を借金となるのです。常に受ける量よりも与える量を多くしてゆかなければ、業想念を背負わされることになるのです。

人と人との間の過去世からの貸借は、厳然と清算されるのです。神様からの助けだけは、無償の愛のプレゼントですから、どれだけ受けても返す必要は無いものです。ただ神様からの助けとして受ける為には、感謝と奉仕の精神で、しっかりと働いていなければならないのです。




a:2474 t:1 y:0

powered by Quick Homepage Maker 4.91
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional